1982.8.30.
名松線10ヶ月不通 台風10号のつめ跡
1982(昭和57)年8月1日、台風10号による集中豪雨で国鉄名松線が甚大な被害を受けました。
特に伊勢竹原−伊勢奥津間は随所で土砂崩れが発生、同区間は10ヶ月も不通になりました。
親戚が伊勢八知駅の近くにある私は、バイクでその様子を記録してきました。
当地では未曽有の大被害に、このまま廃線されるのではと、誰もが心配していました。
▲名松線の終点・伊勢奥津駅に到着。戦前の駅舎なので、駅名が右から左へ記されています。
▲伊勢奥津駅の駅名標
▲伊勢奥津駅の松阪方から見た様子。取り残された列車が止まっています。
▲ホームから松阪方面を見る
▲伊勢奥津駅に止まったままのキハ40の前には「手歯止使用中」の標識。
▲2両目のキハ58
▲比津駅の駅名標
▲比津駅の松阪寄りに土砂が流入しています
▲土砂が線路を流した現場 (名松線・伊勢八知−比津)
▲さらに伊勢八知寄りでも土砂が流入
(名松線・伊勢八知−比津)
▲伊勢八知駅の手前では路盤が崩れていました
(名松線・伊勢八知−比津)
▲伊勢八知駅の駅名標
▲路盤が流され、線路がぶら下がっています
(名松線・伊勢鎌倉−伊勢八知)
▲伊勢鎌倉駅の駅名標
▲大量の土砂が軌道をふさいでいます。
(名松線・伊勢竹原−伊勢鎌倉)
▲土砂とともに、線路が雲出川に落ちた場所です。
(名松線・伊勢竹原−伊勢鎌倉)
▲雲出川の真ん中に流された線路があります
(名松線・伊勢竹原−伊勢鎌倉)
▲伊勢竹原駅の駅名標
▲伊勢竹原から終点・伊勢奥津までは不通のため、伊勢竹原で折り返す普通列車(キハ53+キハ30)。この写真は翌1月に撮影したものです。
(名松線・伊勢竹原)
▲1983(昭和58)年6月1日、名松線は不通区間も開通し、10ヶ月ぶりに伊勢奥津−松阪間全線で運転を再開しました。そのときの大型乗車券です。拡大画像は原寸大です。
我が人生・旅の覚えTOPへ