●1950年代電車中吊り広告
 この中吊り広告(なかづりこうこく)は、1950(昭和25)年から1954(昭和29)年頃にかけて、京阪神を走る国鉄列車内で実際に使用されていたもので、当時大阪の宮原電車区などで働いていた親戚の国鉄職員(故人)から譲り受けたものです。戦後物資難の時代にあって、裏面が白く、子供の絵書き用紙として使えるということで、電車区で使用済みとなった広告を自宅に持ち帰ったものが、今こうして残っています。
 実物サイズはB3規格(横515mm×縦364mm)程度、印刷技術が向上してカラフルになりつつある頃で、戦後復興期の庶民の生活や終戦後の日本の政治・経済・社会情勢をうかがうことができます。当ページでは、所蔵約280枚の中から、236枚を公開しています。
 これらのうちの一部は、2005年度日本アカデミー賞受賞映画「ALWAYS 三丁目の夕日」、及び2007年度「ALWAYS 続・三丁目の夕日」に資料提供(美術協力)し、集団就職列車、都電(路面電車)、東京駅のシーンに登場しています。( 映画では商号や商品名を東京地区用に加工されています )

       
1 出版、マスコミ関係
(40枚)
2 金融関係
(44枚)
3 宝くじ
(8枚)
4 製造関係
(56枚)
       
5 競馬、競艇、競輪
(36枚)

6 映画
(12枚)
7 百貨店
(12枚)
8 その他
(28枚)

    
   
 

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